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小説
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セ〇バーちゃんの素晴らしさ、フェ〇トの世界観なるものを10分ほどレクチャーしたところで、黒田があの恐ろしい単語をつぶやいてきた。




「…そんなに芦野沢にしばかれたいのかお前は。」



…そ、



そうだったあああああああああああ!!

俺としたことがすっかり忘れてた!!次の時間英語!俺の宿題真っ白!!休み時間が終わるまで、あと…



「10分〜っ!?」


「とりあえず落ち着け!…その英語の宿題、俺がしてやってもいいぜ。」


「ほ、ほほほ本当にぃっ!?」


「あぁ。ただし…さっき俺が言ったこと、覚えてるか?」


…あ!あれね〜…。

「お、俺と黒田が…その、付き合う…ってやつ?」




「っ!?(上目遣いすんじゃねぇよ!)あ、ああ。」


「け、けど俺なんかとつきあっても良いことないよ〜!?女の子みたいに可愛かったり綺麗だったりするわけじゃないし〜…」


「ああ゛!?」


「ひぃっ!?」



「(ちっ!こいつ、無自覚か…。)とりあえずそのことはおいとけ。…お前は、俺が山奏を好きだと思ってんだろ?」


「うんっ!!!」



「…はぁ。だったら、俺に協力しろ。」

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