小説
6
セ〇バーちゃんの素晴らしさ、フェ〇トの世界観なるものを10分ほどレクチャーしたところで、黒田があの恐ろしい単語をつぶやいてきた。
「…そんなに芦野沢にしばかれたいのかお前は。」
…そ、
そうだったあああああああああああ!!
俺としたことがすっかり忘れてた!!次の時間英語!俺の宿題真っ白!!休み時間が終わるまで、あと…
「10分〜っ!?」
「とりあえず落ち着け!…その英語の宿題、俺がしてやってもいいぜ。」
「ほ、ほほほ本当にぃっ!?」
「あぁ。ただし…さっき俺が言ったこと、覚えてるか?」
…あ!あれね〜…。
「お、俺と黒田が…その、付き合う…ってやつ?」
「っ!?(上目遣いすんじゃねぇよ!)あ、ああ。」
「け、けど俺なんかとつきあっても良いことないよ〜!?女の子みたいに可愛かったり綺麗だったりするわけじゃないし〜…」
「ああ゛!?」
「ひぃっ!?」
「(ちっ!こいつ、無自覚か…。)とりあえずそのことはおいとけ。…お前は、俺が山奏を好きだと思ってんだろ?」
「うんっ!!!」
「…はぁ。だったら、俺に協力しろ。」
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