[携帯モード] [URL送信]

好きなんだけど!
衝撃の事実



「ほんとは最後の撮影でバラす予定だったんだけど…」




ずっと触られていた俺の手を、有村のモノへあてがわれる。
さっきシたばっかだから、熱いそれに直接触れた



すでに固くなっているそれに、顔が熱くなる




「下着取りに来たら、あんなの見せられて…ドッキリとか、どうでもよくなった」

「だって……お前が、キスとかするから…っ…」

「おねだりされたのに、我慢するわけねーじゃん」




下着って…全然気付かなかった


いや、そりゃ周り見えてなかったかもだけど、そんな、まさか



するりと手を動かすと、有村は嬉しそうに唇を重ねた




「笹川さんが、泣きそうな顔するから」

「俺は、お前のせいで…おかしくなりそうだったのに」

「あぁ……そういや、散々煽ってくれたっけ」

「っ……思い出すかな、って思ったんだよ…」




有村の息が荒くなって、唇を飲み飲むみたいに塞がれる

もうケツひりひりしてんだけど、まだヤるつもりだろうか



あぁ、でも、幸せ




「なぁ、みんなグルだったの…?」

「うん。監督も、文哉さんも、マスターも」

「……マスターも?」

「そう。行く前に、俺が連絡しといた」

「ってことは……龍士も、翔も…」

「マスターと文哉さんが、言ってるだろ」




つまりはあの日、五十嵐も知ってたってこと


ほんとに知らねーのは俺1人で



あぁ、だから龍士は怒ってたのか。
こんな悪趣味なこと、嫌がりそうだし




「…殴られれば、よかったのに」

「バラされるかと思って、ヒヤヒヤした」




なんてことないように言うけど、ずっと演技だったんなら、やっぱり有村悠馬は天才


俺でさえ、騙された



しかも、大号泣した


今思い出しても恥ずかしい。
死にたい。
記憶から抹消してくれ




「あー…もうダメ」

「んっ」




有村は身体を起こすと、俺に馬乗りになって、唇を重ねる

指が、ケツの間を撫でた



ぞわぞわする




「ヤったばっかだし、すぐ入りそう」

「…まだヤんの…?」

「どんだけ我慢してたと思ってんの。…イヤなら、やめるけど」




まだ柔らかいそこに指を入れながら、意地悪く聞かれた。
もう、それだけで俺はその気になってる


やめるとか、無理




「さっきの俺の、まだ残ってる」




中をかき混ぜながらわざとイイ所をかすめて、俺の返事を待ってるらしい




「イヤじゃねーから…早く、挿れて…っ」

「挿れて、どうしてほしいの」

「ぅ……っ、」




なんか今日、すげー意地悪



いつもはベタベタに甘やかして、もういいってぐらい攻められんのに

指じゃイケねーから、早く




「なん、なの…いきなり……っ」

「笹川さんに、AVみたいなヤラシーコト、言わせたい」

「や、に決まってんだろ…!」

「でも言って。俺、変態になったみたい」




俺を見下ろすのは、イケメンの変態


顔が良ければなんでも許されるって、ほんとだったんだ



もう、お願いだからなんとかして

我慢比べは、昔から苦手




「ありむら……ぁ…」

「なぁに?」

「ッ…奥、擦って、グリグリって、してっ…」

「…っ…予想以上に、エロい」




予想はどんなだったんですか


なんでそんなに嬉しそうなの




待ってましたと言わんばかりに有村のモノがあてがわれ、身構えるより先に入ってしまう

さっき出したばっかなのに、またいつも通りの堅さと大きさに身体が震えた



若さって素晴らしい




「あー……どうしよ…」

「な、に…」

「俺の服にピンマイクついてんの、忘れてた」




ざあっと血の気が引く



ピンマイクって、ドッキリの?

そりゃついてるよな。
なんで今まで気付かなかったんだよ



服ってそこに脱ぎ捨ててある…



つまりは



有村の声も



もちろん


俺の声も



全部




「うそ、待って…!」

「ッ…すげー締まってんだけど…こーゆうの、興奮する?」

「それどころじゃ……っ、ふぁ―…!」

「今さらどうすんの。声、我慢した方がいいんじゃねぇ?」




言われて、両手で口を覆う



なのに有村は、嘲笑うように一番奥まで一気に貫いた


くぐもった嬌声が上がる

それすら、録音されてるんだと思うと嫌になった




「もうさっき、散々喘いだだろ…っ」




そうだ



有村がいたことが嬉しすぎて、いつもより激しめになってしまったセックスを思い出す

夢中でねだって、すがって



あの時の俺死ね!!




「…ん、っく…!」




嫌だと首をふっても聞いてもらえなくて、粘着質な音が妙に大きく聞こえた




「バレたら、イヤ…?」




嫌っつーか、お前がマズいだろって話



そりゃ、俺の気持ち悪い声とか聞かれんのは嫌ですけどね。
てゆーか、誰だって嫌だろ


思い出しただけで、頭が冷える

俺何言ったっけ




「笹川さん、手、のけて」

「や、だって……ん…!」

「お願い。俺、声聞きたいし」

「だから、マイク…っ…」




聞き分けの悪い有村に、泣きそうになってきた




「っ…そんなこと言いながら、すげー締まってるから…」

「これは、ちが…っ…!」




いやらしい笑みを向けられるとゾクゾクする。
記憶喪失なんかなってねーってわかってんのに、安心して



俺はドMなのかもしれない


イヤだと言いながら、身体は敏感に反応していた



有村がバレてもいいと思ってることが、嬉しかったりする。
必死に隠されるのは、それが当たり前だってわかってても、かなり辛い

乙女思考バンザイですよ



でも、それとこれとは話が別

有村の前だって恥ずかしいのに、なんで他人に聞かれなきゃいけねーの



こんな時の有村のツボも、この数ヶ月で心得てるけど





[*前へ][次へ#]

20/39ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!