華を咲かせよう
1.テスト返却
「はーい、皆さんが待ちに待った
テストが返ってきますよ〜」
「「「いらねぇーーー!!」」」
今日はこの前やったテストが返ってくる日。みや姉は何処かしらウキウキした顔で言ってるけど、何かあるのかな?
「かなくん、何でみや姉はあんなにウキウキしてるの??」
「あ?
赤点取った奴は個別で先生と個人レッスンだからな。男好きのオカマにはもってこいだしな」
「個人レッスン……」
「つくるが一番不安だな……。
先生に好かれてるし…」
「確かにな。
あいつの個人レッスンは碌な事にならないだろ、絶対」
因みにみや姉は社会の先生。
社会なら得意だから大丈夫だと思うけど、
赤点は嫌だなぁ。
「俺……絶対赤だよ……」
「バカだから仕方ないよねぇ♪」
「うるせぇよ、変態」
「ぷぷぷ、可哀想にwwwwww」
ひーくんは僕と同じで勉強してないから、
机に伏せてる。
「ひーくん、元気だして!」
「つくるーーー!」
「たっく、泣くくれぇなら
遊んでねぇで勉強しろ」
「次回からそうする……」
「日向の次回からはいつ来るのかな」
よしよしとひーくんの頭を撫でる。
そんなに難しかったかな……。
どんな問題出てたのか全然覚えてないや。
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