華を咲かせよう 4.日向said 「つくるーーー!!どこだーー!」 と、俺はバカみたいに叫んでた。 俺は要や凪みたいに頭はよくねぇし、千夜みたいに情報網も発達してねぇ。 だけど、俺にはバスケで鍛えた体力がある。 だから、走って叫んで、 先生たちに五月蝿いっ!とさっきから滅茶苦茶注意されてるけど、知らない! そんなことよりもつくるを探す! 大丈夫見つかる、見つけてみせる。 と、バカみたいな自信。 というか、自信しか生まれない。 だって、俺はポジティブ野郎だ。 悪いことなんて考えない、知らんぷり。 それにバカだし。 「つくる、ぜってー見つけるからなっ!」 俺たちのせいで飛び出したつくる。 何で飛び出したのかも全くわかんねぇけど、 これだけは分かる。 つくるは絶対寂しい思いをしてる。 だから、見つけてやる。 あんないい奴が そんな思いをしちゃいけねー! 「泣くなよ、つくる。 俺たち、俺が見つけるから…!」 ←→ [戻る] |