華を咲かせよう
2.
「とうちゃーく♪」
と、寮に到着。
白を基調に作られた五階建ての寮。
ここも一棟と二棟があって、一棟が中学生、二棟が高校生になってる。
それで、両棟の最上階が生徒会専用らしいよ! さっき、凪ちゃんが教えてくれたんだ!
それで、四階から下へと三年生、二年生、一年生、そして食堂と玄関と寮長室があるよ。
「のんびり歩いたら時間かかったね」
「この後、片付けか…だりぃぃ!」
「ひーくん片付けって??」
片付けってことはひーくんのお部屋、
もう汚いのかな??
手伝った方がいいよね?
「つーちゃん、日向の部屋が汚いのは事実だけど、部屋の場所がルームメートが決まったことで変わるんだよ♪。」
「汚いとは失礼だな、千夜?」
「事実でしょー、日向♪」
そっか、昨日まで僕が住んでた所じゃなくなるんだもんね。ルームメートが決まったから…。
でも、引っ越しとか準備してないけど、今からやるの?!
「つくる、引っ越し作業は終わってるよ」
「えっ?何で、凪ちゃん??」
「俺たちが入学式をやってるときには
もうルームメートは決まっててね。
入学式の最中に、引っ越しの業者が来て荷造りとか運んでくれるを全部やってくれるんだよ。それで、俺たちは新しい部屋には行って、片付けだけってこと」
と、これまた説明が上手な凪ちゃん。
先生とかになった方がいいと思う!
じゃあ、業者の人達が全部やっててくれて、後は片付けてだけってことだよね?
それなら、簡単だからよかった!
「つくる、高いとこに置く物があるなら、言ってね?」
「あっ、凪ちゃんありがとう♪」
「チッ」
「つくると暮らしたかったぜ…」
「つーちゃん………犯しt((殴
「堂々とセクハラ発言すんなっ!!」
「日向の愛は痛い……」
「愛なんてこれっぽっちもねぇよ!!」
そうやってまた5人でぐだくだと話ながら二階に到着。
また明日ね!と皆に挨拶。
笑顔で返事をしてくれて
胸がポカポカして嬉しくて。
僕はここでやっていけそうだよ……終兄、杏ちゃん。
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