華を咲かせよう
1.自己紹介
「そういえば、
まだ自己紹介がまだでしたね」
節穴なのかな、僕?って考えてたら
蒼斗さんの一言。
確かに僕も自己紹介してなかった…!
「あっ、僕は柏木つくるです!!」
「天津凪です」
「掛橋日向です、よろしく」
「櫻木要」
「赤西千夜で〜す♪」
と、僕が自己紹介したら皆も次々自己紹介を始めた。皆も生徒会の皆さんに自己紹介してなかったもんね!
「つくるさん、凪さん、日向さん、要さん、千夜さん…ですね。私の名前は藍染蒼斗(あいぞめ あおと)と言います。因みに2年生です。こちらこそ、よろしくお願いしますね」
と、凄く丁寧な敬語で自己紹介してくれた蒼斗先輩。2年生だから、先輩呼びにさせて貰おう。でも、敬語で話されると僕たちが先輩みたい…。
「おい、望。お前も自己紹介しとけ」
一先輩の後ろに立っている可愛らしい人に
一先輩命令?した。この人が一先輩の弟さんだよね??
「……分かりました、兄様。
僕の名前は千堂院望(せんどういん のぞむ)。3年だから敬語で喋ってよね」
「はっ、これまた兄弟揃って
プライド高いなw」
と、望先輩の自己紹介に
かなくんが匙を投げた。
「かなくん、
そういう事は言っちゃダメだよ!
プライド高いって事は自分に自信があることと同じだよ?
自信があるって凄い事なんだから馬鹿にするような言い方はめっ!!」
と、かなくんに向かって人差し指を立てて、めっ!と止めるポーズ。
「つくる、お前いいこと言うな?
なんだっけ?要だっけ?…まぁ、残念だったな((フッ」
一先輩に褒められた。それに後ろの望先輩も
驚いた顔してる。僕、そんなに良いこと言ったかな?
「要〜、
つーちゃんに怒られちゃったね〜♪」
「うるせぇ、千夜。楽しそうな顔しやがって…。つくる、ごめんな」
かなくんが謝ってくれたから
「わかってくれたならいいよ〜♪
でも、謝るなら一先輩と望先輩に謝ろうね??」
「それは無理。死んでもやだ」
かなくん真顔の拒絶。
そんなに、一先輩たちに謝るのイヤなの??と言うか、まだ会って間もないのにこんなに仲悪いって…。
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