華を咲かせよう 4 凪said まさか入学式に寝坊するとは… と寮から休憩なしで走り続ける俺。 急いで走ってたら少し先に 金色のふわふわとした髪の男の子が 立っていたのが見えた。 片手に何かの紙を持ち、 走っては止まって走って止まってを ずっと繰り返してた。 その姿がなぜか可愛いなと思っていた。 男の子との距離が5mくらいのとこで 俺は止まりその子を観察。 男の子は俺の存在に 何にも気づいてなかった。 無防備すぎだろ…食われちまうなこの子 と、少し心配になった。 しかも、転けそうになったりしていて 危なっかしくて見ていられなくて ついに俺は…… まさか声をかけただけで 転けるとは思わなかったがキャッチし 安心したが 男の子の顔を見てドキッとした。 凪ちゃんと初めてそう呼ばれて 君の笑顔が眩しくて 俺は君に……… ←→ [戻る] |