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恋するあの子は無表情。
…これが、王道

…涼太の提案で不本意ながらしばらく、おーどーくんを観察していたが…



彼には…学習能力が…ないのか?


何度も何度も登っては、べしゃっと落下している。痛く…ないのか


涼太も最初は…やっぱり王道だ!とか、萌え。とか…言ってたのに…。今はまだ来ないのか…。とか、焦らしてるんですね、解ります。とか、ぶつぶつ独り言を言っている。はっきりいって、怖いよ…涼太…。


「もう…俺、行くわ…。」


立ち上がって門の側までいく。おーどー君と涼太には、まだ気づかれていない。門の端の所にはインターフォンがあった。


なんだ…入る手段、あったんだ。

俺は、1oも躊躇わずインターフォンを押した。






ピンポーン





あ…、チャイムはフツーだ。

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