恋するあの子は無表情。
…に。
ピピッ、カチャ
軽い電子音のあと鍵が開く
「…お邪魔します。」
今日から自分の部屋だけど…。
「…?」
部屋に上がろうとして、異変に気づいた。
「……。」
靴が…2つ?
それも、明らかにサイズが違うのが二足…。
確か、同室は1人だけのはず…
「あっ…」
靴を眺めていると部屋の中から声が聞こえてきた。
「……。」
顔を上げると……
頬を僅に染めた美少年…。
「…?」
なぜ…
思わず凝視してしまう。無表情だけど。
「っ…」
何故だか赤くなる美少年。
「……あの」
話しかけようとしたその時…
「なっちゃーん?まだ居るのー?」
「司様…」
美形が現れた。
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