恋するあの子は無表情。
…王道、じゃない？
おーどー君は俺達の方に向かって走ってくる。
「文人、そんな顔すんな。また吠えられるぞ。」
そんなに、表情変わったのか。
さすが幼馴染み…。
副会長さんはキョトンとしてるけど…。
…ダダダダダダダダダ..ドン！
「うぉっ！」
「っ……。」
おーどー君は全速力で走ってくるなり、涼太と俺を押し退けて副会長さんの前に立つ。
「なぁ！アンタ、すっげー綺麗だな！」
第一声がそれかよ…。
「あ、あぁ…有り難う。」
副会長さん、顔ひきつってるぞ…
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