あぁ、ジャシン様 飛段 「人が死ぬのってなんで?」 それを俺に聞いてどうしたいんだ、なんて問うたところで意味はない。コイツは単純な思考だけですっとんきょうなことを言い出す五歳児だ 「知るか」 「じゃあ生まれてくるのは何で?」 「カミサマの仕業」 「えー?ジャシン様は殺戮のカミサマじゃん」 「ジャシン様は俺だけの神様なんだよ。他の奴等には他のカミサマってやつがいんだろ」 「そーなの?じゃあ私の神様は飛段だね!」 「な、」 あまりにもすっ飛んだ発言に言葉も出ねぇ。何を言ってんだこのガキ 「だってだって、飛段は私を愛してくれてるでしょ?」 「はぁっ!?」 相思相愛だぁ、と寝惚けたことを言いはしゃぐチビ女は何の躊躇いもなく俺に突っ込んできた あぁ、ジャシン様 (俺にはコイツを殺せません) ←→ [戻る] |