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story
JUNIOR SWEET



勢い良く飛びつけば


「なんだよ。痛ぇな。」って


ぎゅって抱きつけば


「何だってんだよ。全く。」って



 柔らかく背中を丸めて
そっと私を抱きしめ返して

ソウルは私が知ってる限りの、
一番の優しい声でそっけなく言う。





胸に顔を埋めれば


「だから何なんだよ…。」って


私がくすくす笑えば


「きもちわりぃ奴。」って



 私の頭にあごをのせて
つられてくすくす笑って

ソウルは私が知ってる限りの、
一番優しい声でそっけなく言う。
 



「なぁ、マカ。何か用?」




ソウルは大概、私のこと
わかってるくせに聞いてくる。






まだ、私たちには甘い言葉は似合わないから。

まだ、ね。

だから私も一番優しい声でそっけなく言う。



「別に…。
 態度で示してるだけ」






 『ねぇ、大好きっ』
  って。








END

タイトルはcharaの歌から失敬V

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