[携帯モード] [URL送信]

青い春3

「いないな…そういうのは。できたら楽しいんだろうけど。」
また、取って付けた台詞と表情で返された。
いや、それよりもつまりは…
「枢木君はいないの?恋人。」
「え―――」

何で名前…

「知っているさ。
推薦で入学した中学時の剣道全国1なんだろ?
有名じゃないか。」
それは君も…――

「羨ましいよ。俺は体が弱いから君みたいな人。
きっとすごくモテるんだろうな。」
「そんなこと…」
「ああ、でもいくら俺が一方的に君の情報を知っていても、それでは意味がないか。きちんと自己紹介しないとな。」

笑顔でまくし立てられて、口を挟むヒマもない。
彼は彼のペースを作り上げながら、勝手に自己紹介を始めた。

[*前へ][次へ#]

3/5ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!