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焦れったい君たちに-02



成長し徐々に里のみんなからも認めてもらえるようになった今、"この日"が来ても俺は怖くなくなった。



だってこうして外に出れるんだから。



昔は理由もわからず、"この日"だけは何があっても家を出るなとじっちゃんからキツく言われていた。



理由がわかってからも、里のみんなの気持ちを考えると外に出ることなんてできなくて家の中に籠もってた。



だけど、いつかの"この日"仲間のみんなが俺を外へ連れ出した。



みんなは俺の中に飼ってるもんを知らないからそんな事できたんだろうけど俺は内心スッゲー怖かったってば。



だけど里のみんなが俺を見る目は少し暖かくて、暴言も吐かれなくて。



あぁ、少しは認めてもらえたんだって嬉しくて泣きそうになった。



連れられた場所には、仲間の他に先生たちもいて何かあったの?なんて不安がる俺にみんなが"誕生日、おめでとう"って言ってくれた。



嬉しくて、嬉しくて。



みんなからもらったプレゼント、今でも大事にしてる。







その日から俺は"10/10"が怖くなくなった。

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あきゅろす。
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