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episode1-03



まぁ、100歩譲ってそれを許したとして問題はそのあと。



次から次ぎへと手を出し、飽きれば捨てる。そんな最低最悪、女の敵!に引っかかり、捨てられた女達が文句を言いに店を訪れるのだ。



カカシを出せ!と店で喚く。



その様子を事務所にあるモニターで見ているカカシが出てくる筈もなく、女を宥めなければいけないのは従業員の自分たち。



それに嫌気がさした従業員はカカシに文句を言うが本人は全く聞く耳をもたず、今日もまた、同じ事を繰り返そうとしているのだ。



チラッと横目でカカシを見れば、レジにたどり着いた女子高生達にこれでもかってくらい笑顔をふりまいている。



この優しい笑みの下には、女を性欲処理としか考えていない最低な下心が隠されているのに。



十中八九、女は騙される。



騙されないのなんてここの従業員とカカシを昔から知っている者達くらいだ。



その証拠に、目の前の女子高生達は頬を染めてカカシから目を離さない。



(やめてよ、いくらなんでも女子高生に手を出すのは…。)

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