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嘘からでた誠-15



まだ夜が明けていない薄暗い時間帯にコンコンと短めに扉をノックする音がした。



ガチャリと扉を開ければ眠そうな顔で廊下の壁にもたれ掛かりながら立っているシカマルの姿。



「用意できたか?ナルト。」



「おう!バッチリだってばよ!」



シカマルが自分の家に近づいていたときから気配を感じ取っていたナルトは急いで忍服に着替え、昨夜用意していた荷物を背負いシカマルを出迎えた。



「ふぁ〜。じゃ、行くか。」



「おう!てか、もっとやる気出せってばよ!」



欠伸をしながら気怠そうに歩き出したシカマルにナルトは活を入れながらアパートをあとにした。











「そういえば昨日カカシ班で任務だったんだろ?」



集合場所へ向かう途中、シカマルが思い出したように口を開いた。



「あー、うん……」



「…何かあったのか?」



歯切れの悪さを不思議に思い問いかけるシカマルにナルトは焦ったように目を泳がせながら申し訳なさそうにポツポツと話し出した。



「…カカシ先生に聞かれたんだってばよ。」



「何を。」



「…シカマルと付き合ってるのか、って。」



「はっ!?何でそんな事になってんだ!?」



まだ人気のない通りにシカマルの声が響く。



「いや……えっと、その………見られてたんだってばよ。」



「見られてたって、まさか…」



「そのまさか、だってば。」



くわえていたタバコを落としそうになる程の焦りようにナルトは申し訳なく思った。

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あきゅろす。
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