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episode1-14



この、木の葉マートはこの街一番の企業である木の葉カンパニーが新たに始めた事業で、確実に事業を成功させる為に5代目社長の綱手は会社一優秀と言われているカカシを店長に抜擢した。



アスマはカカシが店長を任される前に同じチームで業務をこなしていた同僚で、今もたまに呑みに行ったり仲良くしている。



この店にも、外回りのついでだと理由を着けては顔を出していた。



だからここの従業員達とアスマも顔見知りってわけだ。



中でもシカマルは頭の良さを気に入られ、時間があれば将棋の相手をさせられ今ではすっかり悪態を付き合う程の仲。



シカマルが煙草を吸い出したのも多分、アスマの影響だろう。



「ね、シカマル。」



ボーっと一点を見つめ煙草をふかすシカマルの視線が俺へと移される。



「ナルトとは良く遊ぶの?」



「あぁ、さっきうるさかったっすよね。すんません。」



「いや事務所だし別に大丈夫だよ。」



「そっすか。まぁ、ナルトが休みの日はたいがい家にきますね。俺ら二人とも一人暮らしなんで気ぃ使わなくていいっすから。」



ナルトの父親は新人時代の俺の上司で木の葉カンパニー4代目社長までのし上がった人だった。



だがナルトが産まれてすぐの頃、不運な事故により他界。



母親は産後の状態が思わしくなく、ナルトを抱くことなくこの世を去った。



ナルトはその後、5代目社長の友人の自来也に引き取られ共に暮らしていたが、小説家の自来也は長期に渡り小説の取材に出かける事になったのをきっかけに、ナルトは一人暮らしを始めた。

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