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episode1-13



「ったく、めんどくせー奴。」



もう一つの更衣室から制服に着替えたシカマルが呟きながら出てきた。



シカマルは俺の顔を見るなり眉にシワを寄せて



「店長どうかしたんすか?」



ナルトと同じ様に訊ねる。



だけどナルトと違うのは――



「いや、なんでもなーいよ。」



そう答えれば



「…そっスカ。」



それ以上は咎めてこない。



例え本当に何かあったとしても、相手が何もないと言えば二度は聞いてこない。相手が話す気がないなら聞かない。それがシカマルだ。



シカマルは荷物の中から携帯と煙草だけ取り出して、ロッカーにしまい椅子に腰掛けて煙草に火をつける。



未成年でしょ、何て野暮なことは言わない。



カカシは缶コーヒー片手に立ち上がり、シカマルの正面に腰を下ろした。



「ねぇ、一本くれない?」



テーブルの上に無造作に置かれたタバコを指差す。



「あぁ、どうぞ。」



許可を得たカカシは箱から一本頂戴し、同じく無造作に置かれたライターで火をつけた。



「煙草、吸うんすね。」



カカシが非喫煙者だと思っていたシカマルは慣れた手付きで煙草をふかすカカシの姿に少し驚いた。



「あぁ。昔、アスマに無理矢理付き合わされててね。今はたまに吸うくらいだけど。」



「あぁ…、アスマっすか。」

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あきゅろす。
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