episode1-11
「明日は行かなくても大丈夫な講義だからいいだろ!?」
「そんな講義はねぇ。」
「嘘つくな!シカマルの学校のスケジュールはちゃんと把握してるってばよ!」
(なんかナルト、ストーカーみたいじゃない?)
思わずカカシはクックッと肩を揺らす。
「絶対泊まりに行くからな!」
(あ、泊まりなんだ。)
「はぁ…。別に俺じゃなくてもいいだろ。」
(もうさ、シカマルの言う通り他の子誘った方がいいんじゃない?)
そう思うが何故シカマルはここまでナルトを断るのか気にもなる。
明日遊びに行くのではなく今日泊まりに行くのなら、明日の朝ナルトを放り出して学校に行けばいいだけのこと。
「何でそんな事言うんだってば!シカマルじゃなきゃダメな事くらいわかってんだろ!?」
「……。」
「もー!シカマルとヤりたいの!何でそんなイジワル言うんだってば!」
このあたりからだろうか。
二人のやり取りに違和感を覚えたのは。
「だってオマエ寝かせてくれねーだろ。」
「あたりまえだってば!朝までコースだってばよ!」
「はぁ…。どんだけヤりてーんだよ。」
「限界まで!だって俺を満足させられるのはシカマルだけだってばよ!」
(ちょっと待ってよ、この会話…。)
カカシは頭を抱えて溜め息をつく。
("シカマルじゃなきゃダメ"だとか"ヤりたい"だとか"寝かせてくれねー"とか"朝までコース"とか"満足"とか……つまりソレって、そう言う事なの!?シカマルとナルトはそういう仲なの!?!?)
頭の中でぐるぐると二人の会話がリピートされて、カカシはパニック状態に陥った。
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