バイバイ、ハロー、-01
慣れ親しんだ、この校舎も、其処から見える景色も、今日で見納めなわけで。
幼稚園から高校までエスカレーター式だったおかげで、生後何ヶ月から今日までの18年間を共に過ごした奴までいて、オレとサスケなんかはまさにソレ。
会社を経営する父親をもち、母親は産後すぐに病気で他界、偶然にも境遇が同じだったオレ達は産まれてすぐにこの幼稚園に預けられた。
そんな腐れ縁のオレたちとて、今日という日を境に別々の道を歩き出す。
オレもサスケも父親の会社に就職し、春からは社会人としての一歩を踏み出す。
キバやチョウジ、いのやひなた達も両親が経営する店を手伝うみたいだし、
シカマルやシノ、サクラちゃんやひなたは大学に進学するらしい。
長い時間、苦楽を共にした仲間と離れるのは少し寂しい気もするが、何も一生の別れなわけではない、生きていれさえすれば会えるのだから。
今日という日は終わりなんかじゃなく、新しい人生の始まり、だと思う。
だから、
僕は、
あなたからも、
卒業します。
新しい、未来のために。
バイバイ、ハロー、
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