それは狂者の愛し方(仮)-06
なぁッ……!
全部オレのだって言ってってば!
思慮深い大人に躍らされる哀れな子供は赤黒く光るソレを口に含むと一心不乱に頭を上下し、奉仕した。
あぁ、なんて絶景。
自分を求め狂う子供の姿程"滑稽"で、それでいて"甘美"なものはない。
くちゅ……はぁ、ッ………
冷たいフローリングの上での行為とは思えない程そこは熱気に満ちていて。
ッ!……ナル、もうッ…!
呆気なく熱を放った大人に、子供は容赦なく。
ねぇ、センセーはオレのだってば?
ふふ。
センセーにオレの匂いをつけてあげる。
そうすれば、オレだけのもの。
そうデショ?
子供の囁きは、吐き出したばかりの筈の大人のソレを再起動させるには十分で。
あぁ、ナルト。
オレだけの愛しい子。
慣らしてもいないのに、子供の蕾は大人のソレをいとも簡単に迎え入れた。
さぁ、本当に狂っているのはどちら?
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