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それは狂者の愛し方(仮)-05







オレはオマエのモノだよ、ホラ。







子供の手を取り大人は自信の頬へと導いた。







絶望の色を宿した双眼の目が大人の顔を捉える。

その刹那、子供は何かに取り憑かれたかのように……







…センセーはオレの。

ね、そうでしょ?








それはまるで呪文のように。

繰り返し、繰り返し唱えながら子供の手は大人の身体をなぞる。

頬から始まり

唇、首、鎖骨、胸、腹。

そして更に下へ。







あぁ、ゾクゾクする。







壊れた人形のように自身の身体に執着する子供の姿に大人は酷く興奮する。







ねぇ、コレもオレのでしょ?







いつの間にかズボンから取り出した大人のソレを恍惚とした表情で見つめながら子供は再度大人に尋ねる。







あぁ、最高だ。

もっとオレに執着してみせて。








大人は子供の問いにわざと応えない。

あぁ、なんて打算的。

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