[携帯モード] [URL送信]
それは狂者の愛し方(仮)-03







センセ、いやッ…!

また女の人ッんとこ…ッ!








掴まれた腕を振り払おうとも子供の力では到底叶わない。







嫌だッ…!

離れ、テッ……匂い、嫌いッ








力で叶わないと悟った子供は抵抗をやめたものの、せめてコレだけは…と鼻をつまみ嗅覚に刺激を与えまいともがいた。







ナルト、落ち着いて?

センセ、何の匂いがするの?








子供の必死のもがきをまた、いとも簡単に大人は防ぐ。



子供には無い、絶対的な力の差を見せつけながら。







………女、のッ…人ッ!







どうあがいても無駄、と気づいた子供は先程とは反対に大人の胸に顔を押し付けギュッとしがみついた。







子供のキラキラと輝く柔らかい髪の上で笑みを浮かべる大人。



それは発している言葉には程遠い醜く歪んだ微笑み。



すべては大人の計画通り。







さぁ、ここからが本番。

[←][→]

3/8ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!