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御話ノ国
慶政
「政宗?」
慶次の長い栗毛色の髪を口元に手繰り寄せて政宗は頬擦りをした
「そんなに俺の髪が好きかい?」
「Ah?浮気してねぇかcheckしてんだよ」
少し着乱れた着物の隙間から桜色の肩が垣間見えた
「へぇ…そんな色っぽい仕草でねぇ、誘ってる様にしか見えないんだけど?」
口の端で笑いながら政宗は慶次を上目遣いに見詰めた
「どうだろうなぁ…」
膝の上で頬擦りしていた髪に政宗は口付けて見せた
「んー据え膳喰わぬは男の恥ってねぇ」
獲物を狙う蛇の様に慶次はペロッと自分の唇を舐めた
「テメェ、俺以外の据え膳喰ったら殺すぞ」
「俺一途なんだよ?」
「Ha!知ってるよ」
ククッと政宗は喉で笑った
「きすさせて、政宗♪」
「Alright .」

おしまい

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あきゅろす。
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