目線
日曜日
街に買い物に来た俺と彼女。
ランチを済ませ、センター街を歩いていると
彼女の話が急に停止し、歩くスピードも遅くなった。名前の目線の先には何があるわけではなく…

「名前?」

「たけ、ちょっと。」

彼女はにっこり笑顔を向け、俺の手を引く。



彼女は道の脇にあるブロックベンチみたいなのに乗る。

「危ないぞ?」

「あ、やっぱり。」

「ん?」

「たけ目線ー。」


ブロックベンチは40センチくらいで、ベンチと彼女の身長を足したらちょうど俺と同じくらい。


「これならいつでもチュウできるね!」

なんて楽しそうに言われ、頬にやわらかい感触を感じた。
さすがに少し照れてしまったけれど。

「名前、」

ベンチから降りた彼女の唇に口付ける。

「たけ...」

「そのままでも、俺がいつでもキスするし」


彼女は自分からした時は笑ってたのに、された時には耳まで真っ赤にして照れている。


やっぱり君はそのままで。




-ao-
ちょっと憧れる193センチ。







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