鷹龍学園 3 「みんなー!今日は待ちに待った大会当日!テンション上がってるかーい!!」 「「「「キャ───!!!」」」」 ……うるせぇ…。 晴先輩が舞台に出てきて、みんなにそう問いかけると、ここにいるほとんどの生徒が奇声をあげた。 いや、そこ、キャー!じゃなくて、イエーイ!だろ。 あー…毎度同じみのものなのに、慣れない…。 てか、そのまえに晴先輩、ノリノリだよな。 こういう行事のときは、絶対、晴先輩が司会をする。 まぁ、盛り上げるには、晴先輩の明るさはもってこいだけど。 「よーし!みんな、テンション上がってるみたいだから、もうちゃちゃっと次に言っちゃうねー!」 …進行がめんどくさいんだろうな。 「それじゃぁ、今から生徒会長に今回の大会について説明してもらいまーす!それでは会長どうぞー!」 「「「「「」キャーーー!!!」」」」 晴先輩に言われて舞台の袖から出てきた会長。 てか、雅兄が超ー不機嫌なんですけど…。 …あれって俺のせい? [*前へ][次へ#] [戻る] |