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鷹龍学園



「葎?」

「…ってことで無理」

「ってことでって何が!?」

何も言わない俺を不思議に思った一真にそう言ってこの話しを終わらそうとした。もちろん一真は納得はしていないようだけど、まぁ…あたりまえか…。



「諦めろ、一真」


そう言って1人の男子生徒が一真の肩をポンと叩いた。

俺のもう1人の友達、宮野海斗<ミヤノ カイト>だ。
海斗は中学ん時からの友達で、まぁこいつも幼なじみっつぅこと。
海斗は一真と違って真面目な感じ。でも…意外に不良だったり…。てか、なぜか俺にだけ口調が変わるんだよ。俺以外には口わりぃし。あ、ちなみに海斗もかっこいい…。
…俺ある意味すげぇよな、こいつ等といることが。



「葎、おはよ」

「…あ、おはよ」

すごく優しい笑顔で挨拶してくる海斗に戸惑いながらも挨拶をする俺に、今日も葎は可愛いね。とさらっと恥ずかしいことを言ってきた。

「…海斗、毎日毎日それ言うのいい加減やめろよ…」

…恥ずかしすぎるぞ。
そんな俺になんで。と不思議そうに訪ねてくる海斗に俺はいつも呆れている。

「はぁ、なんでって俺は可愛くないから。てか、男に可愛いとか言うなっての」

そんな海斗に呆れつつ、そう言うと

「しょうがないじゃん。葎は可愛いんだから」

と、あの優しい笑顔で恥ずかしいことを言いのける。

うん。諦めよう。今の海斗に何を言っても無駄だ。

てか、かけてる眼鏡がまた妙に色っぽい。
やっぱかっこいいな…。




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