鷹龍学園
忘れてた
「俺帰るんだけど…なんかようあんのか?」
「…はぁ、やっぱり。
葎、何か忘れてないか?」
「……何かって?」
俺なんか忘れてたっけ……
「あ…」
「思い出したみたいだな。」
「いえ、なんのことだかさっぱり。」
うん。俺は何も思い出していない。何も。
「ふーん。そんなこと言うんだ…それじゃぁキスでもして、思い出させてあ「思い出しました!俺全部思い出しました。さ、行きましょう先生。」
こいつ
何言い出しやがんだ!!
マジねぇって!
キキキキスってなんでだよ!俺は男だっつうのー!!
「葎どこ行くの。」
「ん?あ、海斗に一真、それに光も。どうしたんだよ。」
「それこっちのセリフ。戸田先生とどこ行くの?」
「あぁーしょ「職員室だ。」
ってなんであんたが
答えるんだよ。
「戸田先生には聞いてません。俺は葎に聞いたんです。」
「…ふーん、まぁいいや。葎ちょっと借りるからな。おぃ葎行くぞ。」
「うわっ…ちょっと引っ張るなって。あ、お前等先帰ってていいからなぁー。」
俺はこいつ等にそう言い残し、先生と職員室に向かった。
いや…連れていかれた。
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