鷹龍学園
登校
――――――
――――
俺は一真と海斗と一緒に学校に向かっていた。
走って逃げたおかげで学校には間に合いそうだ。
…久しぶりに走ったからすんげぇ疲れたけどι
てか
「学校の敷地内にこんな道あったんだな。」
初めて知ったよ。
この道わかってたら、わざわざあの道使わなくて良かったじゃん…。
…俺なんか損した気分。
「普通は知ってるもんなんだけどね。」
「葎くらいだろ、この道知んねぇヤツなんて。」
…う。
何も言い返せない。
「それよりさっきはびびったぜ。葎が急に走りだすから。」
「だってあぁするしかなかったんだよ。」
逃げるが勝ちって言うしな。
「でも、そのおかげで助かったんだからいいんじゃない。ねぇ?葎。」
「え、…まぁな。」
…さっきはだけど。
てか…
「…なぁ2人とも、学校行きたくないと思うのは俺だけか?ι」
「「………。」」
…いや、この2人もかι
それから俺たちは重い足取りで学校に向かった…。
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