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鷹龍学園



「…あ、…く、ちょっ、そこは…っはは…あ、ダメ」


あー…
笑いすぎて涙がぁー

ホント苦手なんだって…。


「……。」

「……。」




って、ん?


2人の異変に気づいた俺。


どうしたんだろ、2人とも…なんか驚いてない?


俺の脇腹をくすぐってた晴先輩の手もいつの間にか止まっていた。


……なんだかよくわかんないけど、助かった…。




「……晴先輩、」


バッ



…あれ?


俺が晴先輩の顔見た瞬間、勢いよく顔をそらされた。

え、…なんで?



「……晴先輩?」


バッ



………ム。

また勢いよくそらされた。



……。



「……幸介せ」


ダダダダダダっ






って、えぇぇぇーー?!



俺が幸介先輩に目線をむけ、名前を呼ぼうとしたら、幸介先輩はすごいスピードで教室から出ていった。

ホントあり得ないくらいの速さで。


幸介先輩…

どうしたんだろ…。



それより、


「……俺、逃げていいのかな。」



晴先輩に掴まれていた腕はいつの間にか離されていて、今の俺は自由だった。


んで、晴先輩はというと…



後ろを向いて、1人、何かを考えていた。




何、考えてんだろ。





……まぁ、いっか。


とりあえず、今は逃げよ。


俺はそう決めて、1人考えこんでる晴先輩を置いて、教室を出ていった。


なんかよくわかんねぇけど、助かったや。




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