鷹龍学園 3 「…葎、ここに居ても危なそうだから場所移動しよ。」 「………恭哉。」 「……どうしたの、葎。」 「恭哉ぁぁー!」 俺は、一緒に草むらに隠れていた恭哉に抱きついた。 ……もう、俺には恭哉しかいない。俺の癒しはお前だけだぁぁー…。 「ちょっ、葎//、お願いだから、急に抱きつくな。………びっくりするだろ。」 「……ごめん。」 「…いや、そ「いたぞ!お前らこっちだ!」 ヤバっ、見つかった…。葎、走るよ。」 「うぇ?っと、恭哉!」 俺は恭哉に手を引っ張られ、そのまま走ってその場から逃げた。 あ、そうだよ。今は鬼ごっこ中だった。 鬼に捕まったらそこで終わりだ。 「恭哉、今からどこに行く。」 俺は走りながら、恭哉に聞いた。 「……このままじゃ、追いつかれそうだから、校舎の中に入ろ。」 「……そうだな。」 そして、俺たちは校舎に向かって走った。 よし、もうこの際、絶対逃げきって、豪華商品をゲットしてやるー! 頑張れ、俺! [*前へ][次へ#] [戻る] |