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鷹龍学園



「そういうわけだから、葎、そいつと組むのは禁止!俺はそいつがムカつく!」


そう言って俺に人差し指を立てながら忠告してくる晴先輩。


てか、


「なんで恭哉と組んだら駄目なんですか。」


俺は晴先輩の目を見て堂々と言った。



恭哉が中学のとき生意気だったのなんか関係ない。
俺は恭哉が気に入ったんだ。だから、俺は絶対恭哉とペアを組む。

そう決めたんだ。




「そんなの、葎が危ないからに決まってんだろー!それに、俺が嫌だ!」



晴先輩…。




「……俺も反対だな。俺もそいつは気に食わん。」


「……幸介先輩。」

「……。」



顔を赤く染めながらそう言ってきた幸介先輩。


幸介先輩まで…。



その後もほとんどの人が俺と恭哉がペアを組むことに反対した。


舜たちは舜たちで、知らないやつより俺らの誰かにしろって言ってくるし。


それに、雅兄は俺に抱きついたまま俺たちの会話に入ってこようとしないし、泰先輩はなんだかすごく困ってるし…。


あー!!

俺はどうしたらいいんだぁぁぁー!!









「………葎、なんかいろいろと困ってるみたいだけど、俺、ペア組むなんて一言も言ってないからな。」



「………。」




恭哉ぁぁー!!

今それをここで言う!?

それ言ったら俺、絶対恭哉と組めなくなるじゃん!

そんなの嫌だぁー!




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