鷹龍学園 7 「え、葎、恭哉と組むの?」 俺の言葉にいち早く反応したのは泰先輩だった。 「え、…組みますけど。」 いや、…まだ、恭哉にOKもらってないけどな…。 「は!葎、そいつはやめとけ。マジ、俺、そいつ苦手…。」 そう言ってきたのは、意外にも一真だった。 そんな一真はソファーのはしっこでちょこんと座っていた。 …一真らしいι てか、 「何言ってんだよ、一真。俺は恭哉と組むって決めたんだ。それに、なんで苦手なんだよ。」 「…いや、ここにいるほとんどのやつがそう思ってると思うよ…。」 ………はぁ? って、先輩たちがめっちゃ頷いてる…。 「……なぁ、恭哉、お前、先輩たちに何かした…?」 この感じ…もしかして恭哉、嫌われてる…? 「……知らない。俺、この人たち知らないから。」 そう言った恭哉はめっちゃ不機嫌だった。 恭哉…さっきからどうしたんだろ…。 [*前へ][次へ#] [戻る] |