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鷹龍学園



「……はぁ、葎が俺の手を離せばいいと思うよ。」


「え、それは嫌だ。」




うわっ!みんなの視線がまた強くなったぁー!


なんでだぁー!!





「………なんで嫌なの。」


「…だって、離したら恭哉逃げるだろ…。」



俺は恭哉と組むって決めたんだ。


「……はぁ、俺は逃げないから。だから、手を離して。俺もこの視線に耐えられない…。」


「………わかった。」


俺はそう言って繋いでいた手を離した。


そしたら、さっきまで、ものすごかった視線が、少し、ほんの少し和らいだ。



なんでだ…。

って、まだみんな怖いし。



「りーつ。なんでその子連れてきたの?」



朔がすごい満面の笑み(目は笑っていない。)で俺にそう聞いてきた。


…一番朔が恐い…。

てか、

「…お前らが俺の組む相手を連れて来いって言ったじゃねぇか!?だからー、恭哉を連れてきたんだよ!」


もう忘れたのかよ!




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