鷹龍学園 3 「葎、離せ。俺は生徒会室には行かない! 生徒会室にはあいつがいんだよ…。」 あいつ? …誰のこと言ってんだろ。 「…だから、俺は行きたくないんだ!」 ………恭哉。 俺は足を止め恭哉の方に振り返った。 「……恭哉、ごめん。 もう、着いちゃった。」 俺らが立っている前には、生徒会室の豪華な扉。 ってことで、 無事到着。 「なっ!俺は帰る!」 「え、 ここまで来たのに!?」 せっかく苦労して連れてきたのに帰られたら俺、困るんだけどな…。 「…だって、ここにはあいつが…」 「……なぁ、恭哉が言ってるあいつって誰のことなんだ?」 …そいつのこと嫌いなのかな。 「……それは…」 「……それは?」 ガチャ とそこで突然生徒会室の扉が開いた。 誰だろ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |