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鷹龍学園
犬猿の仲


「…あ、海斗に一真!それに舜たちも。どうしたんだよ。」


「どうしたんだよじゃねぇよ!葎がなかなか教室に帰って来ねぇから心配して迎えに来たんだって。」


「そうそう。まさか生徒会の人たちに捕まっていたとは思わなかったけどね(黒笑)」


「てか、なんでお前の周りには敵ばっかいんだよ。」


「ホントそうだよねー。でも、その方が燃えるからいいんじゃない?(黒笑)」



「…俺……ずっと葎の側にいる。」


「俺だってずっと葎と一緒にいるよー☆」





「……。」



あはは…そうですか。
みんな言いたいこと言いやがって…。


「葎、戻るよ。」


「あ、…うん。」


俺は海斗に手を掴まれ、こいつらと一緒に教室に戻ろうとした。


だけど、俺は誰かの手によってもといた場所に引き戻された。




「……大輝?」


「…勝手に葎を連れていかれると困るんだけど。」


大輝はそう言って海斗たちを睨んでいた。



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