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鷹龍学園



「あ、雅人何ぬけがけしてんだよ!」


「晴先輩…。」


「俺も葎に抱きつかせろぉぉ!」


「……。」




「晴に雅人、葎が困ってるから離してやれ。」



「泰先輩!」


俺は雅兄と晴先輩から逃げて、泰先輩の後ろに隠れた。


俺の見方は泰先輩だけだ!




「あ、泰弘ずりぃぞ!」

「俺の葎ー!」

「なっ!晴!葎はお前のものじゃねぇぞ!葎は俺のものだ!」

「何言ってんだよ、雅人!葎は俺のだって!」








いまだ「俺のだ」とか「葎は俺が好きなんだ」とか意味のわからないことを言いあってる二人…。


てか!俺はものじゃねぇ!




「葎ごめんな。」


「いや、泰先輩が謝ることじゃないから!」

「…まぁ、そう言われるそうなんだけどι」


そう言いながら少し苦笑いをする泰先輩。

うん。やっぱ泰先輩は優しい!




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