[携帯モード] [URL送信]

新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆小休憩◆
ち】『ふぅ〜…喉渇いたぁ』

ソープの接待は熱湯を扱ったり風呂で汗を流したりと何かと喉が渇く。
惚乃花の部屋を出るとちぐひはDIOからスポーツドリンク取り出した。
そして一気に流し込んでゆく…何故か仁王立ちで。

瞬く間に500mlのペットボトルを空にすると、近くにあったベンチに腰を折り、煙草に火を着けた。

ち】『ふぅー…』

艶々した唇から細く白い煙が立ち昇る。
メンソールの香りが漂った。
高弘の部屋に向かう前に小休憩を取っているようだ。

スラっと伸びた足をしなやかな仕草で組み換える。
こうして見ればちぐひはかなり魅力的な女性だった。

丸みを帯びた瞳に下向きな目尻には愛敬がある。
パッチリした二重に長い睫毛がそれらをより印象的にしている。

肌は白く艶やかで、長身にバランスの良い体型は大人びた雰囲気を強調していた。

数多の夜職の賜とも言うべき洗礼された仕草には気品を感じざるを得ない。
本来ならば知的でアダルティな彼女は異性に対し魅惑的でないはずかないだろう。

しかし女として云々以前に、生物としての威圧感が強烈すぎて、彼女の魅力は完全にそれらの影に隠れてしまっているようだ。
原因は破綻した性格と『自分こそ世界の中心である』という思考回路であることは否めない。

早い話、黙ってりゃイイ女なのだ。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!