[携帯モード] [URL送信]

新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆ちぐひ×惚乃花A◆
惚乃花の目の前に特訓用のセットが用意された。
半分は広い浴室、半分はベットルーム、仕切りはなく少しの段差で区切られている作りのもので内装はアンティーク調で統一されている。しかし、その部屋はやはり仕切り以外も普通の部屋とは違い、ベットには布団がなく、バスタオルが敷いてあるだけ。浴室には蜂蜜のボトルのような物や、海水浴場にありそうな空気を入れて膨らめた大きなビニール製のマット、変な形の椅子が2つ置かれていた。

ち】『はい、コレみて。この丸い椅子。真ん中が凹んでるの分かる〜?』

指を刺したのは金色のプラスチック製の丸い椅子で、真ん中辺りが凹んでいる。まさに凹←この形だ。

ち】『コレが有名な[スケベ椅子]ってやつ。』

惚】『へぇぇ・・・』

ち】『これ、四角い方はくぐり椅子ってのね。最近はスケベ椅子が主流だけど・・・。』

立方体の真ん中をくりぬいて、上に来る面は座るために左右が少しあるが真ん中は板がない・・・説明の難しいこんな形をしている→[_](底辺は一直線なんだけど)

ち】『ソープでは基本的にシャワーの前にどちらかの椅子をセットして、ここにお客さん座らせて身体洗ってあげるのね〜。』

ソープには[大衆・格安]<[並列・中級]<[高級]と大まかなクラス分けがあり、クラスが上がるほど基本サービスがハードな内容になる。さらに最高級店ではコースの最短時間が長く、濃厚なサービスをするだけではなくスタイルや教養も求められる。

これから惚乃花が所属するのは『並列・中級』の平均的なクラスの店だ。

ち】『じゃあ講習始めるよ〜。最初は惚乃花、あんたが客の役ね。私がやる事しっかり見て覚えなさい。』

そう言ってちぐひは惚乃花の手をとってセットの入り口へ案内した。

ち】『まず、お店で指定されている場所でお客様をお迎えする。この時は店によって立ったままだったり正座だったり指定がある場合もある。こうやって、相手の手を引いてスキンシップを取りながらご案内してね。』

説明しながらセットの扉に手を掛ける。

ち】『こうやって扉を開けたら、お客様をエスコートしてね。靴はキチンと揃えて店で指定されてる場所に並べておいてね。基本的に接客中は自分の靴は部屋の外において従業員にその部屋にお客さんがいること分かるようにしてあげるの。』
惚】『は・・・はい。』

部屋の中は照明が少し絞ってありムードを醸し出している。小さな音で上品なクラシックのBGMが流れていても、浴槽へ勢いよく流れ落ちる水の音が妙に大きく感じた。ちぐひは緊張気味な惚乃花をしなやかな仕草でベットの脇までエスコートする。

ち】『どうぞ、こちらで楽になさって・・・。』

そう言って今までに見た事がないような優しい微笑みで惚乃花を促す。癒しのスペシャリストの笑顔はこうゆうモノなのだろうか・・・と惚乃花は呆気に取られながら言われた通りにそこに腰を掛けた。

ち】『本来なら上着とか着てることが多いから、その時は座る前に脱がせてハンガーに掛けてあげてね。それから、今日はお休みなのぉ?なんて話題ふってあげながらお客さんの足元に座って。・・・ぁ、ちょっと失礼しますね。』

惚】『はい・・・って・・・ぇ?なに!?』

ちぐひは惚乃花の足元に正座すると、惚乃花の足を取って自分の膝の上に乗せた。

ち】『お客様はご主人様・・・それ以上の王様気分にさせてあげなきゃいけないの。』

そう言いながら、膝に乗せた惚乃花の足から優しく丁寧に靴下を脱がせた。

ち】『こうやって、脱がせたものはこのかごの中に・・・シャツとか皺になるものはキチンとハンガーを使うの。それから、靴下は汚れていたり、少し匂いがきつかったりするから、必ずこっちの小さなタオルに挟んでから重ねてね。』

ちぐひの説明はとても丁寧でわかりやすかった。惚乃花を気遣ってくれているからなのか、惚乃花は何故か気持ちを許してしまいそうになる。

惚】(なんだろう・・・安心する・・・)

ち】『どうした?・・・あ、普通なら相手が男性だから膝に掛けるんだけど、惚乃花は女だからこれでこうやって巻いておこうか。』

下着姿の惚乃花にバスタオルを巻いて、抱きつくように後ろに手を回してブラを外される。抱きつかれるとちぐひからふわりと優しい香がして不覚にもドキっとしてしまう惚乃花。
そのまま、ちぐひは下からバスタオルの中に手を忍ばせて惚乃花の白いレースの下着を奪い取った。

惚】『・・・ぁぅ』

ち】『恥ずかしいの?あはは』

あっという間に惚乃花の衣服はちぐひに脱がされクローゼットにキレイに仕舞われている。惚乃花は俯いたまま顔が上げられない。

ち】『ここはゲームの中だから、温度調節は大丈夫なはずなんだけど・・・寒くないでしょ?でも、お客さんを気遣う意味で服を脱がせたら寒くないか聞いてあげるといいかも。それじゃあ、私も脱がせて貰おうかな。』

惚】『え、あ、はい。』

ち】『自分の服は、まぁその服ならエプロンは自分で取るにしても、ファスナー下ろしてもらうとか、ブラのホック外してもらうとか、上手に甘えながら自分を触らせてあげて。』

惚】『あ、はい。』

ち】『ねぇ・・・チャック下ろしてくれる?』

ちぐひは背中を向けて背中に掛かる髪を避けた。
その仕草がなんとも女らしく、うなじが色気を感じさせる。女である惚乃花が関心してしまうほどだ。

そして、惚乃花は言われたようにちぐひの衣服を一枚ずつ脱がせた。

ち】『自分の服はお客さんのと一緒にならないように端に置いといてね。』

ちょうど二人が生まれたままの姿になった頃浴槽の水音が止まった。

ち】『じゃあ、今度は実技ね。』








[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!