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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆ちぐひ×勝@◆
ち】『やってるか〜?』

勝が与えられた部屋に連れてこられた時に特に説明もなく

ち】『これやっとけ』

と与えられた課題をこなしていると、その課題を与えた当人がやっと戻ってきた。

勝】『・・やってるよ。』

勝はちぐひと目を合わせないように答える。
一応、言われた事はキチンとやっているようだ。

ち】『うん。・・・やればできるじゃん。えらぃえらぃ。』

ちぐひはそう言って勝の頭を撫でた。

勝】『!?っな!!何すんだよ!』

勝はさっきまで散々な目に合わされた事とのギャップに驚きながら少し照れた。

ち】『真面目に言う事きいてりゃ、私はかなり優しいお姉さんだぞ?ガキだな。照れてんのか。はははっ』

勝】『っちが!』

ち】『まぁいい。お前は獣の属性だから、体力と瞬発力、それにハンターとしての能力も必要なわけだ。』

勝】『ハンター?』

ち】『そ。餌がなきゃ百獣の王ライオンだって死んじゃうでしょ?』

勝】『餌?飯くえねぇの?』

ち】『だって仕事・・・獣だよ?動物園で見世物でもなるの?自分の仕事分かってる?』

勝】『そういえば・・・。』

勝は自分の就職先をキチンと見ていなかった事に気づいた。獣の就職・・・確かに全然わからない。
改めてケン次郎を思い出しながらあの秘孔をついた紙を見てみることにした。


【もっこりもこみつ事務所】雇用通知

業種 荒野の狩人
役職 無名ハンター(随時昇級あり)
給与 完全歩合+ボーナス
(仕事がないときはティッシュ配りなどのアルバイトもご用意できます。)

勝】『・・・へ?なんじゃそら?』

ち】『なんだ・・・何も分かっていないのか。ったく仕方ないヤツだな。私はバカが死ぬほどキライだ。』

勝】『!!・・・ごめんなさい。』

前回の教訓を生かし、勝は素直に謝ることにした。

ちぐひの説明によると勝の仕事はヒットマン的なものらしい。様々な内容の依頼が事務所に寄せられ、依頼ごとに条件も違う。その中から好きな依頼を早い者勝ちで選んで、成功報酬で給与が貰えるらしい。
失敗すれば罰金やペナルティーが科せられる。
職業Lvが上がれば選べる仕事が増えていくようで、
沢山仕事をこなしていくと指名で仕事が入る事もある。そして、人気のハンターになればボーナスが貰えたり、独立したりイロイロ面白い事があるようだ。

ち】『とゆうわけで、あんたは性別を超えた多様な人材に対抗できる能力が必要なの。わかった?幸いあんたはアンデット。かなりレアよ。これはこの業種に相当有効。でも相手が同じアンデットだった場合や、実業家系の職の人の場合は有効にはならない。まぁどっちも相当レアな職だから大丈夫だとは思うけど。』

勝】『(藍と蓮とは戦えないな・・・)うぃっす。』

それから勝に課せられるトレーニングメニューはプッコロの修行など足元にも及ばないほどの過酷なものだった。





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