新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆ちぐひ×桜@◆
桜】『で、何するわけ?』
ち】『まず必要最低限の知識を覚えてもらおうかな。』
桜】『はいはい。』
ち】『キャストの一番の仕事はやっぱりテーブルでの接客になるわけ。』
そういってちぐひが壁のボタンを押すと部屋の床が開き下からキャバクラのようなセットが上がってきた。
そして黒服のボーイや客であろう背広の中年男性までそこには用意されている。
ち】『こいつらは訓練用のプログラムだから。』
桜】『へぇ。よくできてる・・。』
ち】『ちょっと見てて。』
ちぐひはセットに向かっていった。
ち】『こんばんわ〜お隣失礼します〜♪』
さっきまでとは別人の明るい声色でそう言いながらちぐひは客の隣に座った。
客】『お〜っちぐ!!逢いたかったよ。』
そう言って客はちぐひの膝に手を乗せた。
ち】『もぉ〜っ!そんなこと言われたら嬉しくなっちゃう!なんか気分いいから今日はいっぱぁい飲んじゃってもいいかな?』
そう言いながら客の手の上に自分の手を重ね少し距離を詰めた。そして駄目押しにおねだりそしながら上目遣いに相手を見つめる。
客】『うんうん。好きなもの頼め!ちぐの好きなフルーツ盛りもな。俺は・・・ボトル切れてたかな?』
ち】『んっと、そうだね。どうする?』
客】『じゃあ、新しいの入れて!』
ち】『本当?嬉しぃ♪ありがとっ!お願いしマース!』
手を上げてボーイを呼ぶと、ニューボトルのオーダーをした。その間も客を退屈させないようにさりげなく体を密着させ胸を押し付けている。
桜】『ふぅん・・・楽勝ね。』
それからちぐひはボーイにメニュー、おしぼり、冷たいおしぼり(以後、冷しぼ)、灰皿などの頼み方やタバコへの火のつけ方、灰皿の交換・・・様々な基本的な仕事を手本として実演して見せた。
ち】『・・・っと、どうだった?基本だから大して難しくないでしょ?』
桜】『全然いける。』
ち】『じゃあやってみて。』
桜は意気揚々とセットに向かった。
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