新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆ちぐひ恐ッ◆
ち】『はぃどぉも。とりまメンツ確認したいから集合。』
ちぐひは随分偉そうに腕を組んだまま顎をクィッと動かして集合を命じた。
高弘が必死にみんなを呼び集めちぐひの前に集めたが、だらだらと集まってきた仲間達のせいで高弘は、
ち】『遅いんじゃボケ〜ッ!誰を待たせてんだょ あ゛ぁ゛ん?』
と眉間にしわをよせ女にしては低いハスキーヴォイスでちぐひに怒鳴られた。
高】『すっすみません…』
ち】『まぁぢ、超だるぃ…てか、あたし機嫌悪いから気をつけて。』
高】『は…はい。以後気をつけます。』
ち】『んじゃ、どぉも。改めて挨拶します。私がこのチーム担当のトレーナーになったちぐひ。漢字だと<痴愚卑>と書くが、読みにくいので極力ひらがな表記にしている。宜しく。』
そう言ってちぐひは持参したホワイトボードに汚い字で力強く書き殴って見せた。
藍】『うぃ〜ッス』
すでに慣れてしまいその文字には誰も触れなかったが、何故か藍は反射的に頭を下げて挨拶した。
勝】『学校みたいなのめんどい…はぁ・・・』
バシッッ―
いきなり
勝の頬にビンタが飛んできた。
ち】『あんたは低能だからここにきたんでしょ?そんなんだから獣のよ。あ、獣ってゆうか馬だっけ?あははっヒヒィーンって鳴いてみるか?ん?』
勝】『っく…』
勝はひっぱたかれた頬をさすりながら大人しくなった。
藍】『勝さん…この人ただ者じゃないよ』
勝】『…んぁ。』
蓮】『ちぐひ…と言ったか。これから我々は何をする?』
ち】『えっと…個別に能力アップのトレーニングをします。蓮さんの場合は基礎が充分なので、業界資料などの主に知識を補充する作業になるかと。』
勝】『態度違いすぎるだろ…』
ち】『ォィ馬、死にたいか?』
勝】『ちくしょッ・・・』
勝は悔しさのあまり思わずカッとなりさっき覚えたばかりの秘孔突きを繰り出していた。
勝】『なめんじゃねぇ〜ッ!』
ち】『・・・!』
ちぐひはおもむろに手を伸ばすと秘孔を突くために前進してきた勝を交わしながらその股間に手を伸ばした。
勝】『ヒィィッ!!』
ち】『死にたいのか。そうかわかった。』
ちぐひの手の中にはしっかりと勝のゴールデンボールが握られていた。
勝】『あ・・・いや・・・ごめんな・・・さい』
ゆっくりとそこに力が込められていく。
ち】『ん?聞こえないな。』
勝】『ごめんなさい!ちぐひ先生!大先生!』
ち】『・・・わかればいい。いい子にしてな。』
そういってちぐひはやっと勝を解放した。
蓮】『・・・』
高】『・・・怖い』
桜】『ふぅん。やるわね・・・』
藍】『・・・かっこいい。』
惚】『痴愚卑・・・。なんだろうこの感じ?』
こうして圧倒的な強さを見せ付けられた一同はそれぞれ用意されたメニューをこなすためにちぐひに誘導されそれぞれのトレーニングルームへ向かった。
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