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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆高弘の就職先◆
桜】『んで、アタシはショーパブにしたのよ。
ステージで歌ったり踊ったり…まぁストリップ要素あんだけどねー。

それ以外は普通のキャバと変わんないかなぁ…』

蓮】『そうか、ピッタリじゃないか…』

惚】『蓮様はどうされたんですか?』

蓮】『私は長谷間園の代引取締役になった。お茶漬けやふりかけで有名だ』

桜】『長…谷間?!谷間なの?!』

蓮】『そうだ。谷間が長いということは巨乳ということだろうな』

惚】『蓮様!』

蓮】『おや、顔を真っ赤にしてどうしたんだい?惚乃花…』

一行は待合室で自分の部屋の様に寛いで談笑していた。

勝】『つかさ、高弘はどうなったんだよ?!』

桜】『あー気になる!てか就職できたの?あんた』

高】『えぇッ?!僕は…まぁ…なんとか…』

勝】『なんだよ、歯切れ悪いなぁー。
ちゃんと言えよ』

高】『や…い一応できました…はい』

桜】『ふーん…どこに?』

高】『えぇっ!?

やぁ…そんな大した所じゃないですよ…本当、皆さんに比べたらダサいもんです』

勝】『あぁそう。で、ドコなわけ?』

高】『いや本当、見てもつまんないですよ!』

桜】『ぐだぐだ言わずに白状しなさいよ!
何隠してんの?』

勝】『何、お前そんな恥ずかしい職業なの?ストーカーとかそんなんかッ?!』

段々面白くなってきた勝は、高弘をいじり始めた。
桜もそれに便乗する。

高】『ちちち違いますよ!
ストーカーなわけないじゃないですかぁッ!!』

勝】『ははぁーん♪お前自覚症状ないのかッ!
質悪いなぁ〜』

高】『そんなぁ!』

桜】『へぇ〜…アンタそんな危ない人種だったんだぁ…』

高】『誤解ですッ!断じてそれだけは違います!!』

桜・勝】『じゃあ言えよ』


二人の猛攻撃にあい、高弘は渋々観念して、就職先との契約書を差し出した。

桜】『最初っから素直にそぉしなさいよ』

からかうような口調で契約書を取り上げると、目を通す。

惚乃花と蓮も好奇心から除きこんだ。




【club 淫ドラ】雇用通知

業種 ホストクラブ
役職 新人
給与 売上から40%バック+日当


全】『…!?』


桜】『え…アンタ…ホストなの?その顔でホストやるつもりなの?』

蓮】『…』

惚】『意外…かも』

一同呆然とした。

勝は何故か悔しそうに床を殴っている。

勝】『なんでアイツがホストで俺が獣なんだよ…』

何やらブツブツ言っているが、誰も聞いていなかった。


高】『だから見せたくなかったんですよぅ…。
僕だって自信ないんですよ…』

いじける高弘。

なんだか変な空気になってしまった…。



惚】『そういえば…藍遅い…』

話題を返るために惚乃花は言った。
―が、口にして改めて思う。

遅すぎる…もう二時間近く経過している。

普通、こんなに時間がかかるのだろうか。
少なくとも皆十分から十五分以内に終わっている。
勝でさえ三十分ぐらいだったはずだ。





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