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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆適正診断◆
受】『いらっしゃいませ。』

機械のような笑みで軽くお辞儀をする受付のメカ女。

蓮】『この街に着いたばかりなのだが、これから何をするべきか教えてくれたまえ。』

受】『かしこまりました。では奥のモニタールームへどうぞ。』

そう言って通された部屋は真っ白な室内にいくつも並んだ座席。
その座席の肘置きの辺りにはなんだか機械のようなものがゴチャゴチャついていて各席ごとにヘッドフォンが置かれている。モニタールームとは言ってもスクリーンのような物は何も見当たらない。

受】『ではお好きな所にお座りください。そしてヘッドフォンを装着して、肘置きの機械には窪みが5つ御座います。そちらに指を置いてください。』

言われたとおりにみんな席に着く。そしてヘッドフォンを装着し、窪みに沿って指を置いた。

受】『では、これから仕事を探す前に適正診断を行います。現在の職業とは別に仕事をするために就職していただきます。そのためには適正度によって職場のランク付けが御座いますので、こちらで証明書を発行する必要があります。そのために診断を行わせていただきます。では、力を抜いて、ゆったりとお過ごしくださいませ。』

受付嬢が話し終わると部屋の照明が落ちた。
視界は全くの暗闇になり何も見えない。しかしすぐに目の前に四角い光が見えた。どうやらこれが個人個人に用意されたスクリーンのようだ。他の人からは見えないようになっているようだ。

桜の画面には物腰柔らかな中年男性が映し出された。

男】『はじめまして。桜さん。今から私がいくつかの質問をします。イエスなら右手。ノーなら左手を浮かせてください。』




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