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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆いづみのお告げ◆
桜】『さっき、構内で派手にやっちゃったから怒られるのかな・・・?』

高】『その可能性もありますが・・・でも、名前・・・知ってましたよね?プレイヤー情報見たのかな??』

いまだに勝と藍はグダグダな状態で寝ているので相変わらず引きずられている。案内の駅員の後について少し歩くと、駅長室に到着した。

すると、中には駅員らしき人物はおらず、案内してきた駅員もさっさと出て行ってしまった。ただ一人、奥の椅子にギャルっぽい装いの女性が座っていた。

蓮】『・・・ん?キミは?』

?】『ども〜ッいづみでぇっす!よろしくぅ♪』

桜】『なに??誰?』

い】『私、このゲームソフトの開発した会社の社員なんですよ〜』

蓮】『ほぅ。あの会社か・・・。』

惚】『何か御用でしょうか?お仕事のお話でしたらアポを取って頂いてから正式に会社の方でお願いいたします。』

惚乃花は不快感を露に蓮の前へ進み出た。

い】『あーちょっと違うんだぁ・・・まぁ仕事っちゃ仕事か?』

高】『用件を手短に話してください。』

い】『なんか、このゲーム専用のオンラインサーバーにどうやらハッカー集団が入り込んじゃったんですよ〜。』

蓮】『なんだと?』

い】『それで、ウィルスを撒き散らしてるんですょね。もぅ、超迷惑なウィルス。』

蓮】『そのウィルスとはどんなものなんだ?現実の人体や精神への影響は?現在の被害状況は把握出来ているのか?』

い】『えっと、まだハッキリしてないんだけど、ウィルス感染するとこのゲーム上AIDS病・・・あ、[あまりにも][陰険な][どうしようもない][寂しがり]病の略なんだけどね?訳の分からない嘘をついて気を引こうとしたり、突然発狂して記憶がなくなった演技をして都合の悪い事をなかった事にしたり、とにかく病んじゃって扱いにくい人間になっちゃうんですよ〜。』

桜】『すっごいやだ。』

高】『すごい病名だ・・・まずくないのか??』

勝・藍】『ZzzzZzzz・・・』

蓮】『それで、現実への影響は?』

い】『今のところ分かっているのは僻みっぽくなって、どんな事も自分は精神病じゃないかと騒いだり、そのせいにしてだらしない生活をしたりしちゃうみたい。』

蓮】『深刻だな・・・まだ対処法はないん
だな?』

い】『ん〜ぜぇんぜんっ。でなんかよくわからないけど、上司がログインしてあなたたちを探して協力してもらうようにって言われたから私がここにいるんだけど・・・』

蓮】『わかった。このゲームでの問題が公になれば我が社にも相当な被害が予想される。新しい情報が分かり次第連絡をくれるか?』

い】『おっけおっけ〜。じゃーこれ渡しておくよ。メーカーから特別に乗り物フリーパスだょん』

桜】『なにそれ〜っ』

桜は勢いよくそれに飛びついた。特別とかお得に弱いタイプなのだ。

い】『これあれば、行った事のない街でもタクれるし、しかも乗車料は無料になっちゃうの♪』

高】『さすがメーカーなだ』

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あきゅろす。
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