新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆惚乃花危うし◆
勝】『つぅか、蓮だけずるくねぇ?』
惚】『・・・・何か文句でも?』
誰も言い返せない殺気を放つ惚乃花。
勝】『あ・・・いえ。なんでも。』
桜】『それにしてもすごいねぇ。』
高】『僕らレベル3ですよ?』
惚】『凡人クラスって事なのでしょうか?』
藍】『いっそのこと凡人になりたい・・・。』
蓮】『あそこが駅のようだな。』
惚】『私が見て参ります・・・。』
惚乃花は蓮にそう言うと一人で駅へ駆けていった。
桜】『それにしてもこの街結構栄えてるね〜』
駅前は様々な店が軒を連ねかなりの賑わっていた。
店頭のアイテムや道行く人にDIOでターゲット指定すると、その効果や、値段、ステータスやレベルなどの情報が確認できる事に気づき
みんなそれに夢中になった。
高】『ほぅ・・魅力的な部品ですな・・・』
高弘はすぐ近くのジャンクショップの様な所でなにか物色している。
藍と勝は、歩いた事で酒が回ったのかすでに座り込んで半分寝ている。
桜】『ねぇ?私達の装備って初期のなのにやたらレベル高くない?』
蓮】『そのようだな。』
この辺りで売られているもの、あるいは行き交う人を見比べても
自分達はかなり恵まれた状態である事に気づいた。
桜】『まぁラッキーだし、いっか。』
高】『いやぁ、買い込んでしまいました!ところで惚乃花さんはまだですか?』
蓮】『そう言えば遅いな。よし、見に行こう。』
眠っている藍と勝は自分のスタンドに足を持って引きずられながら蓮達は惚乃花の元へ向かった。
桜】『どこかしら?・・・あ、ちょっと蓮くん??』
駅構内に入ると蓮は突然無言で足を速めた。その先には惚乃花がチンピラのような男と水商売系のケバイ女のカップルに絡まれていた。
男】『あぁん?だからなんだってんだごるぁ!!』
女】『だぁりん、この子うざぁいッ』
惚】『ですから、券売機にはキチンと並んで頂けませんか?私もここまで並んで参りましたので。後ろの方々も迷惑です。』
券売機の前には長い列が出来ていて、そのカップルは先頭に割り込もうとしたようだ。
惚乃花は前から5番目辺りに並んでおり、割り込みに注意をした様子である。
男】『お嬢ちゃん、もう少し利口にならないと痛い目に遭っちまうぜ?』
蓮はそれを遠くから見つけ即座に駆け寄った。
蓮】『キミ・・・彼女から離れたまえ。』
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