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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆恐るべしリンビオ◆


惚】『これは…?!』


惚乃花がかけよる。
アモーレは生気のない面持ちで天井を見上げていた。


ア】『すまないが、そこの薬を取ってくれないか…色彩感覚と平行感覚が保てないんだ』

弱々しく腕をのばし、棚の上の薬箱を指差す。

そこには、毒々しいカプセルや錠剤が山のように積まれていた。



惚】『こんなにたくさんの薬を…!』


ち】『問題ない。すべてビタミン剤やダイエットサプリだ』


勝】『え゛』

藍】『は?』


ミ】『これがリンビオの怠さだよ。昨日はこの薬の束をブログにアップしてやがった。
わざとらしく心配するよーな内容の日記でな』


全】『めんどくさ!!』


ち】『ちなみに夜は過呼吸を起こしたが、知人に電話で心配されることにより治まった』


桜】『意味わかんない』


ち】『更には幼少期の虐待や兄弟によるイジメなど不幸自慢を始めた。
付け加えるとアモーレは一人っ子で家庭は円満だがな』


高】『…』



蓮】『しかし、なぜ?』


ち】『はい、蓮様。
リンビオは他人に注目され、ちやほやされたいという要求が極端に強まり、結果、迷惑な行動を繰り返すケースが多いのです』

ミ】『あと、体力が極端に低下して、仕事はソープとかの風俗しか出来ないらしーぜ。
アモーレは野郎だから男優とかぢゃね(笑)
一般職じゃ体がもたねーってさ。
使いもんにならねーったらありゃしねーや』


ち】『みしぇ、蓮様にそんなお口はだーめ☆』

ミ】『う〜、ちぐぅ……ごめん☆』


ちぐひとミシェルは相変わらずだ。


ち】『話を進めるぞ』


そして、ちぐひは何事もなかったかのように続けた。


ち】『実は、有力な手掛かりをつかんだ。
お前達にはそれぞれ向かってほしい場所がある。
…と言うよりは、ある目的を果たしてもらいたい。』


ミ】『花音の足取りを掴んだ。
アモーレがリンビオにかかったのも、花音に直接やられたんだ』


ち】『花音は現在、珍宿を拠点に活動してる。
その後の調査により、今後しばらくの間は移動する可能性が低い。
珍宿に根を張り、勢力の拡大に力を注いでるようだ。
今や、珍宿は花音の根城になりつつある』



勝】『なんだと!?』

藍】『まぢかよ!!』


ち】『これ以上の戦力拡大は避けたい。
それに…ゲームソフトの発売までリミットがある…』

ミ】『だからよ、善は急げだ。
即刻、珍宿集合!
本拠地を叩く』

ち】『天降淋 花音を………………潰す』

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あきゅろす。
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