新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆自宅探し【桜】◆
桜】『なに・・・?ここが自宅なの?』
高】『そうみたいです。てゆうか僕はこのすぐ裏が自宅みたいなので行って来ます。帰りに迎えに来ますので勝手に居なくならないでください。』
桜】『わかったわ。じゃーね。』
桜は飛び切りの営業スマイルで高弘を見送ると、高弘は鼻息荒く自分の家へ向かっていった。
桜】『はぁ・・・。ここが自宅って言われても、どうみてもこれ酒場よねぇ?まぁ・・・いっか。』
扉を開けて中に入ると中は意外と広く、奥にはステージやカウンター。手前にはテーブル席がいくつかあった。
カウンターの中で丁寧にグラスを磨いているダンディな顎ヒゲのおじさんがふと顔を上げると声を掛けてきた。
?】『桜!おかえり。まだ開店まで時間があるから少し休みなさい。』
桜】『・・・あ、はい。』
桜はそのおじさんに近づくと顔を覗き込んだ。年は50くらいだろうか?少し白髪が混ざった頭に、貫禄のある顎ヒゲ。・・・なんか渋くてかっこいいかもしれない・・・。
?】『ん?どうした?父さんの顔に何か付いているかい?』
桜】『あ、父親か・・ダメじゃん。・・・いや。なんでもないよ。休んでくる。』
桜はチッとしたうちをすると奥の階段を見つけ上がって行った。どうやら桜の部屋は二階にあるらしい。二階の廊下には3つの部屋があり、そのひとつには"さくらのお部屋"と書かれた可愛らしいプレートが掛かっていた。実に分かりやすい。
桜はひとまずその部屋に入ってみる事にした。
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