新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆予選通過はお茶のこさいさい◆
惚】『…なんかテキトーな開会式ですぅ…』
藍】『ちぐひさん素敵…つか無敵…』
勝】『いいのか…こんなんで……。
まぁ、頑張れよ。
応援してるぜ』
桜】『まっ、とりあえずターゲットのホストをチェックしましょ?
えーっと…リストはこれ?』
桜はDIOをいじり、グランプリ本部から送られたデータを出した。
全員がつられるように、リストを見る。
勝】『あれっ…………これ、蓮と俺じゃね?
リストに入ってるぞ?』
全】『嘘っ?!』
勝が指差した先には紛れもなく二人の写真が表示されていた。
名前も『蓮』と『勝』だ。
藍】『なんでよ?!
勝さんホストに転職したの?!』
勝】『してねーよ!
訳わかんねー!』
蓮】『ふむ…どうやらこの前の淫ドラ騒動で勘違いされたようだな…』
桜】『システム誤解させるってどんだけなのよ?』
勝】『同業魂だからなのか……?!』
惚】『え?何ですかそれ』
勝】『いや…こっちの話…』
蓮】『なんにせよ、これで惚乃花は予選通過が決まったな。
私の『本命彼女への愛』を渡そう』
惚】『えっ…いいんですか?』
蓮】『当然だ。
君にはその権利がある。
他に誰が受け取るというのだ』
惚】『蓮様……』
藍】『あーあ。
二人の世界行っちゃったよ〜』
桜】『もう慣れたけどね。
つうか藍も勝くんに『本命彼女への愛』もらっといたら?』
藍】『そーいやそーだね。
んぢゃ、くれ』
勝】『そーいやって…………ors
まーいいや、はい』
桜】『いいんだ……』
藍】『これで、予選は通過だね〜。
いきなり暇になっちゃった』
惚】『桜はどうしますか?』
桜】『んー高弘はリストに入ってないみたいだし〜…まぁ、アイツの本命彼女ってのも癪に触るから丁度いいわ。
テキトーにホスト荒らししてすごすよ』
勝】『じゃー俺らはのんびり過ごそうぜ?』
藍】『久々にスロットでも行こうかなー。
惚乃花たちは?』
惚】『あ…わたしは、蓮様のお仕事をお手伝いしますぅ』
蓮】『そうか…助かるよ惚乃花。
ではそろそろ行くとしようか』
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