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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆痛客の心◆


次の日。




藍】『はい、勝さん!
痛客の心だよ』


そう言って藍が渡したのはビール瓶だった。

[痛客の心]とは思念体のため、それぞれが痛客っぷりを発揮したアイテムを媒体とする。
藍の場合はビール瓶になったのだ。


勝】『お…おう、さんきゅ。
なんか俺の[同業魂]になっちゃってさ…助かったぜ』

桜】『わたしのもあげるわ』

桜はそう言って何故かコンドームを手渡した。

勝】『なんだこれ?!
つうか二人の[痛客の心]に変なセカンドネームが…』

藍はなんと[痛客の心〜宇宙人来襲〜]

桜は[痛客の心〜逆色食い逃げ〜]だった!

惚】『私のもあげますぅ』

ちなみに惚乃花は[痛客の心〜別卓の浮気者〜]だ。

勝はそれを心の奥に留めておいた。




勝】(う〜ん…こんなにいらねーんだけどな)





藍】『さてと!
じゃあアタシは試合も迫ってきてるし、トレーニング行くわ』


勝】『そっか、もう明日だもんな!』

桜】『応援行くからね!』

藍】『まぢ?ありがとお!』



まるで昨夜の騒動が嘘のように時間は過ぎる。



余談だが、桜と高弘は仲直りをした。


理由は桜がDIOで高弘のステータスを見たことに始まる。

あの日、来店したちぐひとミッシェルは高弘指名だった。
つまり、あの脅威のオーダーは全て高弘の売上に換算されるのだ。

ホストは個々の売上による完全歩合制で給料が決まる。
それ故に、高弘は一夜にして億万長者になっていたのだ…!

現金な桜はすっかり機嫌を直し、高弘に仲直りを持ちかけたと言うわけだ。

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あきゅろす。
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